相模原公園の歩み
県立相模原公園は、相模原市南区下溝にある都市公園で1979年に開園し、隣接する市立麻溝公園と合わせて69.1ヘクタールの東京ドーム14.7個分に相当するマンモス総合公園です。
1992年には「第9回全国都市緑化かながわフェア(花博)」の会場にもなり、その後に改造されて熱帯植物が鑑賞できる温室(グリーンハウス)や、アヤメなどが植えられた湿生植物園(水無月園)や3基の噴水などが設置され、四季の草花に彩られた一大名所になっています。
また、隣接の麻溝公園には高さ55メートルの展望台(グリーンタワー)が設置されて、晴れた日には横浜ランドマークタワーや、東京のスカイツリーも見えます。
さらに、今年から旧フィッシングパーク(元水産試験場)跡地がせせらぎ園として公園に併合され、桜が咲く頃には斜面が桜色に覆われ素晴らしい景観が展望できます。
さて、今から4~5年程前には階段脇の斜面に華やかなダリアが植えられたり、蓮の鉢植えなど季節ごとに目を楽しませてくれたのですが、最近はそれらも無くなり花の数も極端に減ってしまいました。
この原因は、県の財政が厳しくなったのか、首長が代わったせいなのか、わかりませんが、施設の廃止や委譲、受益者負担などが叫ばれ、駐車場の常時有料化などが実施されて、県民の心を和ませる“憩いの場”が奪われていくのは残念なことです。